田中角栄の背中を追った少年時代
- nobuya2
- 2020年12月30日
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少年時代、雪国で見るテレビに登場する故郷出身者は、田中角栄とジャイアント馬場とサンダー杉山、あとは黒姫山くらいでした。
僕の憧憬は自然と田中角栄に向きました。雪国の山村に生まれ育ち、世のため人のために働き、総理大臣になった田中角栄への敬愛。自分も、世のため人のために生きたい。
18歳で上京する直前、内閣総理大臣になっていた田中角栄に金脈疑惑が起こり、やがてロッキード事件で告発を受けました。
東京に出て、孤独につぶれそうだった大学2年の夏、僕は渋谷ハチ公前の号外で「田中角栄逮捕」を知りました。
僕が憧れた少年期の夢はそこで終わりました。新しい生き方を探すしかない、大都会の雑踏に押し潰されそうになりながら、僕の目の前から「人生の地図」が消えました。
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